秩父札所十一番 【埼玉県秩父市:南石山・常楽寺】

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南石山(なんせきざん)・常楽寺(じょうらくじ)

宗派/曹洞宗  本尊/十一面観世音菩薩

この札所は、江戸時代には観音堂、仁王門、庫裡を備えた立派な寺であったが、明治11年秩父大火で焼失し、明治13年に再建されたのが現在の観音堂である。本尊は、十一面観世音で、ほかに釈迦如来も祀っている。その昔、この寺の住持、門海上人は、仁王門建立を志し、多年勧化に心をくだいたが、普請なかばにして重い病となり、本願の達しがたいことを憂い、本尊に快気を祈念すると、ある夜、黄面の老僧、金銅神を従いてあらわれ、「門海の病気吾能治すべし」といい、金銅神に上人が肩を引き立てられるところにて夢さめ、たちまちに病い全快し、仁王門建立の本願を遂げたという縁起がある。またこの寺は明治初年までは天台宗の寺であった。

御詠歌 「つみとがも 消えよと祈る 坂ごおり
              朝日はささで 夕日かがやく」

「本堂と納経所」

本尊は十一面観音。病気平癒と長寿祈願とに霊験あらたかとされる。これにちなみ、秩父産の薬草を調合して作った漢方の「延命茶」が納経所で販売されている。

「常楽寺への参道」

交通量の多い国道から桜並木の坂道を上ると、本堂と納経所がある。こぢんまりとした境内だが木立に包まれた別天地の感がある。

「本堂(観音堂)」

金比羅さまを祀る森を背に、本堂と納経所がある。毎年1月3日に行われる、常楽寺厄除元三大師の縁日には、開運厄除けを願って大勢つめかけ、配布される福だるまに、新しい年の御加護を祈る。

「向拝の彫刻」

この寺は曹洞宗だが、明治初年まで天台宗であったため、元三大師も祀っている。ちなみに元三大師の門弟四哲のひとりが恵心憎都である。

「境内の六地蔵尊」

境内からは秩父市市街をはじめ、はるか彼方の山並みまでも一望することができる。巡礼の楽しいひとときだ。また、御詠歌のごとく秩父連山に沈む夕日は素晴らしい。

「十一面観世音菩薩」

本尊の十一面観世音菩薩は90㎝ほどの立像で、その利益は、病気平癒と長寿に霊感あらたかなものである。

名称南石山・常楽寺
住所埼玉県秩父市熊木町43-28
35.994952,139.090776
常楽寺の御朱印 常楽寺の御朱印
御詠歌「つみとがも 消えよと祈る 坂ごおり
       朝日はささで 夕日かがやく」

撮影日:2011年11月26日