秩父札所二十六番 【埼玉県秩父市:萬松山・圓融寺】

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萬松山(ばんしょうざん)・圓融寺(えんゆうじ)

宗派/臨済宗建長寺派  本尊/聖観世音菩薩

  圓融寺の本尊は、恵心僧都(えしんそうず)の作といわれる像立26㌢の聖観世音菩薩である。現在は圓融寺の本堂に安置されているが、かつては岩井堂に安置されていた。圓融寺本堂から出て山沿いに行き、300段余りの石段を約30分上ると朱色の豪快な舞台造りの岩井堂がある。京都の清水寺を模した舞台に立つと周囲の雄大な景色が一望できる。その昔、弘法大師がこの地に巡錫(じゅんしゃく)し、護摩の修行を成し遂げると、そこに聖観音が現れて「この事後の大徳に任せよ」と告げた。その後、恵心僧都は聖観世音を彫り、村人と観音堂を建立して観世音を安置したという。

御詠歌 「尋ね入り むすぶ清水の 岩井堂
          心の垢を すすがぬはなし」

「岩井堂」

圓融寺の奥の院といった存在の岩井堂。300段余りの石段を息を切らしながら上がっていくと、黒塗りの木組みの上に、朱塗りの岩井堂(観音堂)が建っている。

「岩井堂:眼下の景色」

京都の清水寺を模した舞台に立つと周囲の雄大な景色が一望できる。

「岩井堂の回廊」

勾欄回廊付きの観音堂。唐戸や軒下に装飾もされているが、風雪にさらされて色も落ちているが、すっかり山の自然にとけこんでいる。

「地蔵尊」

岩井堂(観音堂)に上って行く途中所々に地蔵尊を祀っている、その一体の座台に、壊れた地蔵尊の“顔”だけが祀られていた。

「圓融寺の本堂」

圓融寺は、下影森の山麓にある。本堂は間口八間の大きな建物で、本尊の聖観世音菩薩がここに安置されている。

「圓融寺:内陣」

圓融寺には県指定文化財である鳥山石燕の「景清牢破りの絵馬」や石中女の「紫式部石山寺秋月の図の絵馬」などが寺宝として保管されている。

「圓融寺の牡丹園」

圓融寺の裏手に綺麗に手入れされた牡丹園がある。ここには色とりどりの牡丹が咲いていて、参拝を終えた巡礼者を癒してくれる。

「圓融寺のボタン」

奈良時代に弘法大師が中国より日本に持ち帰ったとの説がある。仏教国、中国の国花。新年を祝う花として中国では珍重されている。

名称萬松山・圓融寺
住所埼玉県秩父市下影森348
35.972363,139.072986
圓融寺の御朱印 圓融寺の御朱印
「尋ね入り むすぶ清水の 岩井堂
     心の垢を すすがぬはなし」

撮影日:2012年5月12日