秩父札所三十一番 【埼玉県小鹿野町:鷲窟山・観音院】

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鷲窟山(しゅうくつさん)・観音院(かんのんいん)

宗派/曹洞宗  本尊/聖観世音菩薩

本尊の聖観音像は霊験記によれば、鎌倉時代に、畠山重忠がこの地に狩りにやってきた。鷲の巣を見つけたので矢を射ってみたが、どうしたことか、何度射ってもすべて跳ね返されてしまう。不思議に思った重忠が、巣を降ろしてみると、平安時代将門の乱で所在不明になっていた聖観音像がそこにあった。その後重忠はここに観音堂を建て、聖観世音菩薩を安置したという。秩父の札所の中でも最西端の寺で、もっとも険しい難所に建つ寺である。観音堂は、標高約700メートルの観音山の中腹にあるが、296段の長い石段を登りきると、視界が広がり正面の岩屋に納まった形の観音堂がある。

御詠歌 「深山路を かき分け尋ね 行きみれば
               鷲の岩谷に ひびく滝つ瀬」

「観音院の梵鐘」

秩父札所の中でもっとも険しい難所に建つ寺で、296段の長い石段を登りつきると、最初に梵鐘にたどり着く。この梵鐘は、珍しく地表にある。

「山門(仁王門)」

両脇の仁王像は、高さ約4㍍もあり石造り仁王像としては日本最大。明治元年に長野県伊那谷の石工、藤森吉弥が奉納したものである。

「観音堂」

観音堂の背後には大岸壁が覆い、左には落差約30メートルの聖浄の滝が落ちている。本尊は、行基作、聖観世音菩薩である。鎌倉の武将、畠山重忠が鷲の巣より本尊を見つけたと云われている。

「爪彫り千体仏」

高さ約18センチの坐像と立像の仏像が、幾重にも浮き彫りにされている。地中にも数段の磨崖仏が残っており、俗に“十万八千仏”といわれている。

「石仏群」

東奥の院へ行くと、岩廂(いわひさし)の中に石仏群がある。西奥の院(現在立入禁止)にも石仏群があり、全体で石仏は190体ある。

「東奥の院の祠」

岩肌に打ち込まれた鎖を使わないと、登れないような所に石仏群があり、これらを参拝しながら登ると東奥の院がある

名称鷲窟山・観音院
住所埼玉県小鹿野町飯田観音2211
36.041014,138.953851
観音院の御朱印 観音院の御朱印
「深山路を かき分け尋ね 行きみれば
        鷲の岩谷に ひびく滝つ瀬」

撮影日:2012年5月11日