秩父札所第5番 語歌堂

小川山(おがわさん)

語歌堂(ごかどう)

秩父札所 第5番【小川山・語歌堂】 | フォトさいたま

「観音堂」

昔、この地の長者で、本間孫八という者が、慈覚大師の作と伝えられる「准胝観世音菩薩(じゅんていかんぜおんぼさつ)」を安置するために観音堂を建立したと云われている。


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「仁王門」

仁王門正面には「仁王像」、裏面には「風神・雷神」を祀っている。


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「仁王門と本堂」

仁王門をくぐると、正面に三間四面の観音堂が見えてくる。語歌堂は、田畑が広がる田園風景のなかに仁王門と観音堂がぽつんと建っている。


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「観音堂・向拝」

現在の観音堂は、文化年間(1804〜1818年)に再建されたものと云われている。堂内には、本尊「准胝観世音菩薩(じゅんていかんぜおんぼさつ)」が安置されいる。西国、坂東、秩父の日本百観音で「准胝観音」が本尊の札所は、語歌堂と西国第11番の「上醍醐准胝堂」の2ヵ所だけである。


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「数多くの千社札」

観音堂・向拝天上には「千社札」がびっしりと貼られている。江戸時代、自分の名前や屋号を記した木の札を納めて参拝した証しとしていた名残である。現代は、参拝の証に納経帳に「朱印」を頂いている。


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「道案内板」

札所と札所の間の長い道中では、道順や場所を示す道案内としての役割を果たしており、分かりやすく歩きやすくなっている。


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「語歌堂の納経所、長興寺」

納経所になっている臨済宗南禅寺派「長興寺」は歩いて数分、200メートルほど離れた山側にある。花々が楚々と咲く手入れの行き届いた寺である。


秩父札所第5番 小川山・語歌堂を動画でご覧ください。


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「語歌堂の御朱印」


「小川山(おがわさん)・語歌堂(ごかどう)」

宗派/臨済宗南禅寺派  本尊/准胝観世音菩薩

昔、長興寺の檀走であった本間孫八という人が、慈覚大師の作と伝えられる准胝観世音菩薩(じゅんていかんぜおんぼさつ)を安置するために観音堂を建立した。「語歌堂」の名は、本間孫八が、一人の旅僧と和歌の奥義を談じ合ったとき、本間孫八は、旅僧が観音の化身であったと悟り、旅僧が訪れた堂を歌を語る堂(語歌堂)と名づけ、准胝観音を安置したと云われている。納経所は、200メートルほど離れたところにある長興寺にある。


秩父札所 第5番【小川山・語歌堂】境内マップ | フォトさいたま


秩父札所 第5番【小川山・語歌堂】境内マップ | フォトさいたま


撮影日:

住所:埼玉県秩父郡横瀬町横瀬6086