
ちちぶ荒川春そばまつり(春そばの花見まつり)は、毎年5月下旬から6月上旬に開催されるイベントである。

「春そばの花見まつり」のイベントでは、荒川商工会女子部主催のマルシェやフリマ、キッチンカー等が出店した。

そばは、白い小さな花(正確には花びらではなく萼が変化したもの)が咲き終わった後、三角錐の形をした小さな黒い「そばの実」をつける。黒いそばの実から、石臼を使って白いそば粉を作り出し、そば殻は日本で古くから愛されている「そば殻枕」に利用される。

そばは漢字でかくと「蕎麦(そば)」と書くが、麦の種類ではない。食用になる蕎麦はタデ科の一年草の草木植物である。蕎麦(そば)の名前は、そばの実が三角形で角が尖っている形状であることに由来する。物や端が尖った部分を「稜(そば)」と呼んでおり、尖った実をつける麦という意味で、「蕎麦麦(そばむぎ)」と呼ばれていた。これが室町時代以降に略され、現在の「蕎麦(そば)」になった。

春そばの花見まつりは、広大なそば畑に咲く可憐な白い花を眺めながら、挽き立て・打ち立ての旬な「春そば(数量限定)」を味わう人気のイベントである。

秩父のシンボルである「武甲山(標高1,304m)」は、このそば畑からも美しい姿を一望できる。春のそばの花見まつりと合わせて周辺を散策したり、ハイキングを楽しんだりするのに絶好のロケーションである。
ちちぶ荒川春そばの花見まつりを動画でご覧ください。
夏に秩父の「春そば」はいかが⁉
秩父市荒川上田野のそば処「ちちぶ花見の里」で、春そばの花が見頃を迎えた。秩父市荒川地区のそばの里では、そばの栽培を春と秋の二期作で行い、時期になると至る所が清楚で可憐な白い花で埋まる。ちちぶ花見の里は、約150万本の白いそばの花が咲き誇る広大なそば畑に向き合うように160席が配置されいる施設である。季節の花や武甲山、浦山ダムなどの自然を満喫しながら、秩父名物手打ちそばの味を楽しむことができる。(そば)はタデ科ソバ属の一年草。原産地は中国で、日本には縄文時代に渡来した。日本のそばの主産地は北海道で、5〜7月に種をまき、8〜10月に収穫する。本州では1年二期作で、4〜5月に種をまき7〜8月に収穫する夏そば(春そば)と、7〜8月に種をまき、9〜11月に収穫する秋そばがある。世界のそば生産量ランキングは、ロシア、中国、ウクライナ、アメリカ、ブラジルの順で、日本は6位である。国内消費量の約3割程度を国内生産でまかなっており、残りの大部分はロシアや中国などからの輸入に頼っている。
旧荒川村(現、秩父市荒川地区)は、かつて埼玉県の南西部、秩父郡に位置していた村である。2005年(平成17年)秩父市・吉田町・荒川町・大滝町が合併して、新たな秩父市となった。秩父地域は険しい山々に囲まれ、農地が乏しかったことから、傾斜地を利用した桑栽培と養蚕業が古くから一大基幹産業として発展した土地である。しかし、まゆ価格の低迷とともに養蚕業が衰退した。このようななか、JAが行ったそば販売が好評だったのを契機に、養蚕に代わる転換作物としてそば生産に活路を見いだした。
撮影日: 2026年6月6日
撮影場所:ちちぶ花見の里
住所:埼玉県秩父市荒川上田野423-3