森林公園のチューリップ

国営武蔵丘陵森林公園

【滑川町】

撮影日:2022年4月6日

森林公園のチューリップ 【国営武蔵丘陵森林公園|埼玉県比企郡滑川町】| フォトさいたま

園内、都市緑化植物園の公園・庭園樹園の花畑に、早咲きのチューリップ9種類、約18,000球が開花を迎え、様々な色のチューリップが織り成すコントラストが美しい景観を生み出している。


森林公園のチューリップ 【国営武蔵丘陵森林公園|埼玉県比企郡滑川町】| フォトさいたま

チューリップは、百合(ゆり)科の植物である。花の構造は、外側に萼(ガク)が花びら化したものが3枚、内側に花びら3枚の合計6枚から成りたっている。咲き方が、ユリに似ている。


森林公園のチューリップ 【国営武蔵丘陵森林公園|埼玉県比企郡滑川町】| フォトさいたま

チューリップは地中海沿岸、中央アジアの原産植物である。中世にトルコから、ヨーロッパに紹介された植物である。オランダ、ベルギー、トルコ、アフガニスタンなどの国花でもある。


森林公園のチューリップ 【国営武蔵丘陵森林公園|埼玉県比企郡滑川町】| フォトさいたま

「ブルーダイヤモンド(紫)」と呼ばれる八重咲きチューリップである。一重咲きに比べて花びらの枚数が多い。豪華な印象で「薔薇(バラ)」のような雰囲気がある。


森林公園のチューリップ 【国営武蔵丘陵森林公園|埼玉県比企郡滑川町】| フォトさいたま

チューリップは、江戸時代後期にフランスからオランダ船で日本に持ち込まれた。大正末期には、新潟県中浦原郡小合村の農家がオランダから球根を輸入してチューリップ栽培を始めた。栽培方法が、新潟県内各地から富山県内各地に広まり、今に至っている。ちなみに、新潟県と富山県の県花はチューリップである。


森林公園のチューリップ 【国営武蔵丘陵森林公園|埼玉県比企郡滑川町】| フォトさいたま

「アバ」と呼ばれる原種系の八重咲きチューリップである。明るい方向に向かって茎が伸びる性質がある。暗くなると花が閉じてしまう。


森林公園のチューリップ 【国営武蔵丘陵森林公園|埼玉県比企郡滑川町】| フォトさいたま

チューリップ畑の斜面地にクリスマスローズが咲いていた。クリスマスローズは、「金鳳花(キンポウゲ)」科の植物である。クリスマスの時期に咲く、「バラ(ローズ)」に似た花ということから命名された。


森林公園のチューリップ 【国営武蔵丘陵森林公園|埼玉県比企郡滑川町】| フォトさいたま

春のハーブガーデンは、パンジー・ビオラ類が花盛りである。ハーブガーデンには、季節の多種多様なハーブが植えられているので、名前を知ったり形を観察することができる。


森林公園のチューリップ 【国営武蔵丘陵森林公園|埼玉県比企郡滑川町】| フォトさいたま

チューリップ畑付近にある「渓流広場」川の一生を表現した長さ270メートルの人工の「渓流」である。ユキヤナギがたくさんの花を咲かせてひときわ目をひく。チューリップを観賞した後の休憩スポットに最適である。


森林公園のチューリップ 【国営武蔵丘陵森林公園|埼玉県比企郡滑川町】| フォトさいたま

中央口の噴水広場。花壇にはパンジー・ビオラの雪洞(ぼんぼり)やチューリップなど、季節の草花と噴水の景観が楽しめる。


森林公園チューリップを動画でご覧ください。


早咲きチューリップ畑!!

森林公園(国営武蔵丘森林公園)の都市緑化植物園の「公園・庭園樹園」に早咲きチューリップ、9品種・合計約18,000球が咲き誇った。チューリップ畑はアート作品のように赤や黄色、白、ピンク色など様々な色の花々が織り成すコントラストが美しい景観を生み出している。チューリップは、球根を寒さに一定期間さらすと休眠から目覚めて開花が促される性質ある。この性質を利用して、球根を冷蔵庫で2ヶ月ほど保管し、冬だと勘違いさせた後に植えることで春早く花を楽しむことができる。ちなみに、チューリップの和名は「鬱金香(ウコンコウ・ウッコンコウ)」である。

「森林公園(国営武蔵丘陵森林公園)」のある滑川町(なめがわまち)は、埼玉県中部、比企郡にある人口約1万9千人の町である。森林公園は、滑川町と熊谷市にまたがる丘陵地帯にある公園で、1974年に開園した全国初の国営公園でもある。


森林公園のチューリップ 【国営武蔵丘陵森林公園|埼玉県比企郡滑川町】| フォトさいたま


撮影日:

撮影場所:国営武蔵丘陵森林公園

住所:埼玉県比企郡滑川町山田1920

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