こもれび花畑に6品種約13,000本のコリウスが咲き誇っている。10月中旬ごろまで長い期間楽しむことができる。秋になり気温が下がると葉っぱの色が冴え、更に美しさを増す。
「サーベル系コリウス(手前)」
コリウスの品種は現在では、100以上の品種があると言われている。原種をもとに品種改良が行われた園芸品種がほとんどである。
花や実よりも、葉っぱを観賞対象とするものを「カラーリーフ」と呼ぶ。コリウスのカラーリーフは、葉っぱのカラーバリエーションが豊富で、他のカラーリーフにない葉色や葉模様を楽しむことができる。
コリウスが栽培されている「公園・庭園樹園」は、コリウスのほか、チューリップやルピナスの花畑などが見られる。季節の植物を楽しむことができる。
コリウスと都市緑化植物園のモニュメントとのコラボ。都市緑化植物園では、ハーブガーデン、ボーダー花壇など、季節の植物が楽しめる。
渓流広場付近の花壇には、コリウスが植栽され、その中央に「タイタンビスカス」が咲いている。タイタンビスカスは真夏の花で、一日花でもある、毎日かわるがわる咲き続ける。
運動広場の花畑には、小型・多輪咲きのヒマワリ「サンフィ二ティ」が咲いている。オランダ人の画家「ゴッホ」が好んで描いた花の一つである。ロシアとペルーの国花でもある。
都市緑化植物園・ボーダー花壇には、「ハナトラノオ(花虎の尾)」が咲いている。優しいピンクの花が群れになって咲く様子は、残暑の中でも、つかの間の涼しさを感じさせてくれる。シソ科の植物で、原産地は北アメリカ東部である。
彫刻「浦島(右奥)」。彫刻広場には、現代一級の作家による彫刻9体が森の中に設置されている。彫刻作品を眺めながら、ゆったりとした時間が過ごせる。
中央口・噴水広場には、マリーゴールドが咲いている。マリーゴールドとは、「聖母マリアの黄金の花」という意味である。キク科の植物で、原産地はメキシコである。
森林公園のコリウスを
動画でご覧ください。
カラーリーフ・コリウス!!
武蔵丘陵森林公園で、6年ぶりとなる「コリウスガーデン」が見ごろを迎えた。コリウスは、葉っぱを観賞(カラーリーフ)する草花である。シソ科の植物で亜熱帯アジア・オーストラリアなどの熱帯が原産の多年草(日本では一年草)である。和名「キンランジソ(金襴紫蘇)」「ニシキジソ(錦紫蘇)」と呼ばれている。赤を多めに、緑やオレンジなどの葉色をもつ6品種、約13,000株のコリウスがこもれび花畑いっぱいに広がっている。鮮やかな色彩の葉っぱを楽しむコリウスは、花に負けない華やかな株姿で初夏から秋(8月〜10月)にかけて楽しむことができる。
国営武蔵丘陵森林公園(通称:森林公園)は、埼玉県比企郡滑川町と熊谷市にまたがる全国で初めての「国営公園」である。明治百年記念事業の一環として、昭和49年(1966年)に開園した。雑木林を中心に、池沼、湿地、草地など多様な自然環境を有しており、貴重な動植物が生育・生息する場所となっている。季節に応じた花修景も実施している。園内には、サイクリングコースやオリエンテーリングコースなども整備されている。
撮影日: 2020年8月16日
撮影場所:武蔵丘陵森林公園
住所:埼玉県比企郡滑川町山田1920