平林寺の紅葉

平林寺境内林

(新座市)

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平林寺の紅葉 平林寺境内林

「山門」
山門は入母屋造茅葺の楼門で、左右には金剛力士像を配している。岩槻平林寺の山門を解体して野火止に移築後に補修した、実に350年以上の風雨に耐えている。


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「鐘楼」
釣り下げられている梵鐘は、寛延3年(1750年)東厳禅師により鋳造された古鐘である。永い歴史を刻む平林寺の伽藍に溶け込み、よく似合う。


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「本堂」
本堂は慶応3年(1867年)火災で焼失したが、明治13年(1880年)旧堂に近い形で再建された。


平林寺の紅葉 平林寺境内林

平林寺の境内林は、「国指定天然記念物」に指定されている。境内林は1周約2.5キロメートルあり、木漏れ日を浴びながら1時間の散歩を楽しむことができる。


平林寺の紅葉 平林寺境内林

境内林は美しい紅葉だけでなく、武蔵野台地に生息する鳥類や昆虫も観察できる。


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秋の紅葉が美しい「楓(カエデ)」と「紅葉(モミジ)」は植物分類上、楓(かえで)科の植物である。カナダ産の「カエデ」の樹液からとったものに「メープルシロップ」がある。


平林寺の紅葉 平林寺境内林

紅葉や黄葉は、木の葉の色素が分解され色が変化する。緑から赤になるものに「ナナカマド」がある。緑から黄色になるものに「イチョウ」がある。モミジ・カエデは緑から黄色、さらに赤に変化する。


平林寺の紅葉 平林寺境内林

「野火止用水」
広大な平林寺の境内林を野火止用水が流れていて、武蔵野の風情を残している。


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「総門」
道路に面した総門は、切妻造茅葺の四脚門である。山号の「金鳳山」の扁額が掛けられている。


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「睡足軒の森」(すいそくけんのもり)
平林寺の向かい側に「睡足軒の森」がある。平林寺の境内林の一部で、紅葉期間中はライトアップも行われている。


武蔵野の面影を残す雑木林が紅葉した!!

新座市野火止にある平林寺の境内と、43万平方メートル(13万坪)の境内林が真っ赤に色づき始めた。平林寺の紅葉の見頃は11月中旬から12月上旬であるが、今年は暖冬傾向で、少し遅れた紅葉の見頃となっている。広い境内を歩く散策路は整備され、紅葉の境内ハイキングが楽しめる。モミジ、クヌギ、コナラの赤を中心とした樹木が多く、紅葉と古寺が風情のある空間を作り出している。平林寺は、臨済宗妙心寺派の寺院である。南北朝時代の永和元年(1375年)、現在の、さいたま市岩槻区に創建された。寛文3年(1663年)川越藩主・松平信綱の遺言によって野火止に移され、現在に至っている。岩槻には、「平林寺跡」の説明看板と「平林寺碑」が建っている。本堂まで一直線に配置された総門、山門、仏殿、中門、松平信綱の墓は県指定の有形文化財に指定されている。境内には県指定史跡野火止用水が流れている。武蔵野の面影を残す境内林は、昭和43年(1968年)に国指定天然記念物となり、紅葉の美しさで知られるようになった。

平林寺のある新座市は、埼玉県南部にある人口約16万2千人の市である。市のほぼ全域が武蔵野台地に位置している。武蔵野台地は関東ローム層の乾燥した台地が広がっている。川越藩主・松平信綱は、多摩川から武蔵野台地を通す玉川上水を開削した。その後、野火止への分水が許され、野火止用水が作られた。主に飲料水や生活用水として利用された。現在は、自然を楽しめる「野火止緑道」として、平林寺の境内林と野火止用水が一体となっている武蔵野の風情を色濃く残す遊歩道として、多くの市民やハイカーに親しまれている。


撮影場所:平林寺境内林

住所:埼玉県新座市野火止3-1-1

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