尾ノ内氷柱

尾ノ内渓谷(尾ノ内氷柱)

【秩父郡小鹿野町】

撮影日:2022年1月23日

尾ノ内氷柱 【尾ノ内渓谷|埼玉県秩父郡小鹿野町】| フォトさいたま

秩父三大氷柱の一つ、「尾ノ内氷柱」の見学が始まった。今年のこの寒さで最高の氷の育ちとなっている。渓谷にかかる吊り橋の上に立つと、氷の壁が迫ってくるような迫力をたのしめる。


尾ノ内氷柱 【尾ノ内渓谷|埼玉県秩父郡小鹿野町】| フォトさいたま

尾ノ内渓谷にある「尾ノ内沢」の上流約500メートルからホースを引き、北向きで終日日が当たらない斜面の木々に散水して「人工氷柱(ひょうちゅう)」を創り出す。


尾ノ内氷柱 【尾ノ内渓谷|埼玉県秩父郡小鹿野町】| フォトさいたま

吊り橋から見える滝つぼ。氷柱期間中は滝つぼへの通路は閉鎖となる。夏には渓谷の風と滝の水しぶきを受けて、マイナスイオンを全身に浴びるような感じを受ける場所であるが、冬には氷柱ができ、幻想的な姿を現す。


尾ノ内氷柱 【尾ノ内渓谷|埼玉県秩父郡小鹿野町】| フォトさいたま

人工的な氷柱を「ひょうちゅう」と読み、天然自然な氷柱を「つらら」と読む。尾ノ内氷柱は、人工氷柱なので「ひょうちゅう」と読む。夏、室内を涼しくするために立てる「氷柱(こおりばしら)」と同じである。


尾ノ内氷柱 【尾ノ内渓谷|埼玉県秩父郡小鹿野町】| フォトさいたま

吊り橋のワイヤーにできた氷柱。人工氷柱アートは地元のボランティア約30人体制で沢の水をホースで散水し、自然凍結させて氷柱を育てている。


尾ノ内氷柱 【尾ノ内渓谷|埼玉県秩父郡小鹿野町】| フォトさいたま

氷柱のライトアップは、期間中の土曜日、日曜日の日没から午後8時まで行われる。
訪れた見学者は寒さも忘れて、幻想的な氷柱のオブジェを撮影していた。


尾ノ内氷柱 【尾ノ内渓谷|埼玉県秩父郡小鹿野町】| フォトさいたま

ライトアップの電力は、尾ノ内渓谷に設置されている「尾ノ内渓谷マイクロ水力発電所」からの電力を使用したエコライトアップとなっている。


尾ノ内氷柱 【尾ノ内渓谷|埼玉県秩父郡小鹿野町】| フォトさいたま

LED照明によるライトアップ。日本のカラーLED技術は世界レベルとなっている。プログラミングにより、光色を変化させる演出ができる。


尾ノ内氷柱 【尾ノ内渓谷|埼玉県秩父郡小鹿野町】| フォトさいたま

渓谷(氷柱)に続く山道には、「県立小鹿野高校竹あかり同好会」の生徒らが地場の竹を利用して製作した「竹あかり」が展示されている。


尾ノ内氷柱 【尾ノ内渓谷|埼玉県秩父郡小鹿野町】| フォトさいたま

尾ノ内渓谷の入り口に鎮座する「龍頭(りょうかみ)神社」。「犬札」を配る神社として地元では知られている。狼を派遣する神社として三峯神社より古くから知られていた。狼の石像が祀られている。


尾ノ内氷柱を
動画でご覧ください。


吊り橋から眺める氷柱は抜群!!

秩父連山の名峰、両神山を源流とする尾ノ内渓谷。地元商工会の青年部が企画・立案し、沢の上流約500メートルからホースを引き、渓谷の高低差を利用して 北向きで終日日が当たらない斜面の木々に散水して「人工氷柱(ひょうちゅう)」を創り出す。高さ約60メートル、周囲約250メートルの「氷柱」はカーテンのようである。人工的なものであるが、吊り橋から眺める氷柱が広がる景色は抜群の風景だ。渓谷の「尾ノ内渓谷マイクロ水力発電所」からの電力を利用して、期間中の土曜日、日曜日の日没から午後8時までライトアップが行われ、昼と違った幻想的な雰囲気を楽しむことができる。ちなみに、人工的な氷柱を「ひょうちゅう」と読み、天然自然な氷柱を「つらら」と読む。

「尾ノ内氷柱」のある「小鹿野町(おがのまち)」は、埼玉県の西部に位置し、秩父郡に属する人口約10,500人の町である。「花と歌舞伎の町」としても知られている。小鹿野町の花の名所に咲く花は、自生の山野草が多い。地元の神社の氏子が中心となって町民が演じる「小鹿野歌舞伎」は、高い評価を受けている。


尾ノ内氷柱 【尾ノ内渓谷|埼玉県秩父郡小鹿野町】| フォトさいたま


撮影日:

撮影場所:尾ノ内渓谷(尾ノ内氷柱)

住所:埼玉県秩父郡小鹿野町河原沢

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