幸手権現堂あじさいまつり

県営権現堂公園(幸手権現堂桜堤)

【幸手市】

撮影日:2022年6月25日

幸手権現堂あじさいまつり 【県営権現堂公園(幸手権現堂桜堤)|埼玉県幸手市】 | フォトさいたま

「幸手権現堂あじさいまつり」のシンボルアジサイ「アナベル」約3,000株が植えられている。アメリカアジサイやアメリカノリノキの別名を持つアジサイの種類である。花の色は、最初はグリーンで、咲き進むにしたがって白くなる。


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アジサイは土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わり、「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になる。アジサイの花は「七変化」や「八仙花」とも言われ、様々な色に変わる。


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ガクアジサイ(額紫陽花)を、花の一塊(ひとかたまり)と見ると、中心部にある小さな珊瑚状のものが花(両性花)で、その周辺部にある小花のように見えるものは装飾花(萼片)である。


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アジサイの花は装飾花と呼ばれるガク(萼)の中心部に咲く。雄しべと小さな花びらが見える。雌しべは退化して見えない。


幸手権現堂あじさいまつり 【県営権現堂公園(幸手権現堂桜堤)|埼玉県幸手市】 | フォトさいたま

園内のアジサイゾーンには「土手の子坂」「思い出坂」「アジサイ坂」などの小坂が有り、それぞれの小坂で多種のアジサイを堪能できる。


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アジサイの原産地は日本である。日本、ヨーロッパ、アメリカなどで日本のガクアジサイを品種改良して、観賞用に広く栽培されている。


幸手権現堂あじさいまつり 【県営権現堂公園(幸手権現堂桜堤)|埼玉県幸手市】 | フォトさいたま

アジサイ坂を上り詰めた場所に、カフェ「峠の茶屋」がある。ソフトクリームや自家製の焼きたてのパンを販売している。


幸手権現堂あじさいまつり 【県営権現堂公園(幸手権現堂桜堤)|埼玉県幸手市】 | フォトさいたま

カフェ「峠の茶屋」横の東屋付近で、ユリとアジサイ(アナベル)のコラボが楽しめる。


幸手権現堂あじさいまつり 【県営権現堂公園(幸手権現堂桜堤)|埼玉県幸手市】 | フォトさいたま

桜で有名な権現堂桜堤であるが、「桜の季節が終わってからも四季折々に咲く花を」という思いから、幸手権現堂桜堤保存会のメンバーにより平成8年(1996年)からアジサイの植栽を始めた。


幸手権現堂あじさいまつり 【県営権現堂公園(幸手権現堂桜堤)|埼玉県幸手市】 | フォトさいたま

1936年に建てられた巡礼供養塔。権現堂桜堤の歴史を物語る「巡礼の碑」には、あどけなさを残した少女と優しげな母という、二人の巡礼親子の姿が刻まれている。


幸手権現堂あじさいまつりを動画でご覧ください。


梅雨空の紫陽花!!

梅雨の「幸手権現堂桜堤」に、紫陽花(あじさい)が鮮やかに色づき、「あじさいまつり」が開催された。桜で有名な幸手権現堂桜堤であるが、桜の季節が終わってからも四季折々に咲く花をという思いから、幸手権現堂桜堤保存会のメンバーにより平成8年(1996年)から少しずつ植栽を始めた結果、現在では約100種類・16,000株の規模になった。紫陽花は、雪の下(ゆきのした)科・アジサイ属の植物で日本原産である。日本に自生分布しているアジサイは、ガクアジサイで、漢字で書くと「額紫陽花」と書く。両性花の周りに咲く装飾花を額縁に見立てたものである。

幸手権現堂桜堤のある「幸手市」は埼玉県東部に位置する人口約4万9千人の市である。江戸時代から日光御成街道と日光街道(奥州街道)の合流点に位置する宿場町として栄えていた。幸手権現堂桜堤は、天正4年(1576年)頃に築かれたと云われている。約1000本のソメイヨシノが1キロメートルにわたって咲き誇り、6月には色とりどりのアジサイが咲き、9月には真っ赤に染まる曼珠沙華(彼岸花)が咲く、そして1月には白い可憐なスイセンが見頃を迎える。幸手権現堂桜堤は四季を通じた花畑を楽しむことができる。


幸手権現堂あじさいまつり 【県営権現堂公園(幸手権現堂桜堤)|埼玉県幸手市】 | フォトさいたま


撮影日:

撮影場所:県営権現堂公園(幸手権現堂桜堤)

住所:埼玉県幸手市大字内国府間(うちごうま)

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