法善寺のしだれ桜

法善寺

【長瀞町】

撮影日:2018年3月29日

法善寺のしだれ桜

法善寺は、長瀞の七草寺のひとつ「藤袴(ふじばかま)の寺」で親しまれているが、しだれ桜でも知られている。境内の二本のしだれ桜が長瀞町指定の天然記念物になっている。


法善寺のしだれ桜

「与楽の地蔵ざくら」。お寺の参道入り口をアーチで飾っている。推定樹齢は100年。「与楽」というのは、寺正面の地蔵様に「苦抜与楽」の文字が刻まれていることによる。


法善寺のしだれ桜

法善寺は、山号を「金嶽山(かねたけざん)」と称し、本尊は沙弥陀如来で十一面観世音も安置されている。


法善寺のしだれ桜

「弥陀のさくら」。名前は本尊の阿弥陀如来に因んで名付けられた。樹齢は120年と推定されている。


法善寺のしだれ桜

枝垂れ桜は、バラ科の植物である。エドヒガンの枝垂れ桜品種が多く、枝がやわらかく枝垂れる桜の総称として使われている。


法善寺のしだれ桜

一重の花は開花が早く、八重の花は開花が遅い。「紅枝垂れ」・「八重枝垂れ」などいろいろな品種がある。


法善寺のしだれ桜

境内にはたくさんの枝垂れ桜があり、訪れた人々の目を楽しませてくれる。


法善寺のしだれ桜

境内には、いろいろな春の花が咲いている。
枝先に3枚葉を出すミツバツツジと枝垂れ桜のコラボが楽しめる。


法善寺のしだれ桜

戦没者の記念碑「忠魂碑」の元に早春の花「カタクリの花」が咲いていた。カタクリは、種が地中に入ってから6〜8年目に2枚の葉を出して開花する。


法善寺のしだれ桜

法善寺を開基したと云われる「藤田康邦」の墓である。たくさん並んでいるので、どれが故人の墓かわからない。


推定樹齢は百余年

長瀞七草寺のひとつ法善寺は「藤袴(ふじばかま)の寺」として多くの人々に親しまれていが、春のしだれ桜でも知られている。この暖かさで数日早く満開となり、見頃を迎えた。二本のしだれ桜が長瀞町指定の天然記念物になっている。二本のしだれ桜は、それぞれ推定樹齢100年ほどの「与楽の地蔵ざくら」と樹齢120年余りと推定される「弥陀のさくら」である。境内には、そのほかのしだれ桜があり、訪れた人の目を楽しませてくれる。しだれ桜は、薔薇科の植物である。枝が伸びると重力によって下に垂れてしまう。しだれ桜は力が弱く、太陽に向かって伸び続けることができない。人間が支え木などをして育てないと大きくならない。

「法善寺」のある長瀞町は、埼玉県秩父郡にある人口約7千人の町である。秩父盆地の北端に位置し、宝登山などの山々に囲まれた町で、中央には荒川が南北に流れており、長瀞渓谷となっている。法善寺は、山号を金嶽山(かねたけさん)と称し、本尊は阿弥陀如来である。藤田康邦が開山し、本人の墓が境内に安置されている。


撮影日:

撮影場所:法善寺

住所:埼玉県秩父郡長瀞町井戸476

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