秩父札所第12番 野坂寺

仏道山(ぶつどうざん)

野坂寺(のさかじ)

秩父札所12番 仏道山・野坂寺

「楼門(ろうもん)形式の山門」

春には桜が美しい野坂寺の参道を行くと「楼門形式(二階造り)」の山門の前に出る。
ちなみに、下層に屋根のある門を「二重門」と呼び、下層に屋根のない門を「楼門」と呼ぶ。


秩父札所12番 仏道山・野坂寺

「山門の花頭窓の内部(左側)」

山門の左右の花頭窓(かとうまど)から内部を見ると、閻魔大王をはじめとする十王像が安置されている。人は死後に、十王尊が6回の予審を行い、7回目に極楽浄土に行くか、地獄へ落とされるかを決められるという。


秩父札所12番 仏道山・野坂寺

「山門の内部」

山門内部には、怒り、病気、煩いを預かってくれる「あずかり観音」など、いろいろな願いをかなえてくれる観音像が点在している。


秩父札所12番 仏道山・野坂寺

「童顔の六地蔵」

童顔の六地蔵尊個々に「心」の文字が刻まれている。
「動」人の為に動く無畏の心
「友」思いやりの心、人と共に生きる心
「優」穏やかな心、灯りのある心
「憨」無策の心、子供のいたずら心の如し
「願」喜んで人の為に祈る心
「空」虛空の如く広く深く明るい心


秩父札所12番 仏道山・野坂寺

「手水舎の観音象」

観音象の右手の水瓶から清水が注がれており、心身が清まる思いがある。寺の裏山の涸れない湧き水をひいたものである。


秩父札所12番 仏道山・野坂寺

「本堂・観音堂」

明治39年(1906年)に旧本堂が焼失し、昭和49年(1974年)焼失する前の姿に再建された。本尊「聖観世音菩薩」が安置されている。野坂寺は、花の寺としても知られている。


秩父札所12番 仏道山・野坂寺

「拝向の3頭の巻き龍」

本堂唐破風の下にある大きな一木彫りの3頭の巻き龍の彫刻は、みごとで目を奪われる。この札所の開創(室町時代)は、現在の本堂の裏山にあった野坂観音堂から始まっている。野坂寺の六世仏海和尚が野坂寺と野坂観音堂とを、合併したとされている。


秩父札所12番 仏道山・野坂寺

「ふれあい観音」

本堂・観音堂、向拝脇に「ふれあい観音」が坐している。冬に触れても温かく、身体の悪いところに触れると、病が治ると信じられている。


秩父札所12番 仏道山・野坂寺

「呑龍上人堂」

本堂・観音堂の右手に「呑龍上人(どんりゅうしょうにん)堂」があり、ここに、子授け観音と呑龍上人が祀られている。この観音様にお願いして、子供が授かったら呑龍上人に子供の無事成長をお願いする。


秩父札所12番 仏道山・野坂寺

「不動明王象(左)とやすらぎ観音象」

不動明王(ふどうみょうおう)は、大日如来の化身であるとも云われている。「お不動さん」の名で親しまれており、人々を救済することに情熱を注ぐ心優しい仏である。観世音菩薩は、人々の苦しみを除いたり願いごとを聞いたりしてくれる慈悲深い仏である。


秩父札所12番 仏道山・野坂寺を動画でご覧ください。


秩父札所12番 仏道山・野坂寺

「仏道山・野坂寺の御朱印」


「仏道山(ぶつどうざん)・野坂寺(のさかじ)」

この札所は山門が重層入母屋造り(楼門形式)で左右の花頭窓の内に十王像が安置され享保年間(1716〜1735年)の建立である。その昔、甲斐の商人が、種々の具を商いに来て、秩父の山路に至り賊に遭い、命も危ないとき一心に観世音を唱えるに不思議や賊難を免れたという。商人は、後に、観音の利益を敬い甲斐より秘蔵の聖観世音の立像を安置し、この野坂寺を建立したという縁起がある。野坂寺への巡礼道の途中にある羊山公園は、丘陵上にある芝桜の名所でもあり、約千本の染井吉野や八重桜が咲き乱れている。


秩父札所 第12番【仏道山・野坂寺】 | フォトさいたま


秩父札所 第12番【仏道山・野坂寺】 | フォトさいたま


撮影日:

住所:埼玉県秩父市野坂町2-12-25