秩父札所第17番 定林寺

実正山(じつしょうさん)

定林寺(じょうりんじ)

秩父札所 第17番【実正山・定林寺】 | フォトさいたま

「観音堂」

定林寺は、山門なく路地から石段を上ればすぐ本堂である。この寺は別名「林寺」と言い、林家の個人の持寺として開創された。


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「観音堂の向拝」

観音堂は四間四面の宝形造り(ほうぎょうづくり)で、江戸末期の建築である。中央二間四面を観音堂内陣として、その周囲を吹き放しの念仏回廊としている。内陣には本尊「十一面観世音菩薩」が安置されている。


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「尾垂木の彫刻」

観音堂の尾垂木(おだるき)には、唐獅子と龍の彫刻が施されている。龍は独特の吐息をはいているので「蜃(しん)」と思われる。
蜃は、「蜃気楼(しんきろう)」を作り出すといわれる伝説の生物である。


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「鶴の板絵掲額」

観音堂の念仏回廊の「欄間(らんま)」には鶴が描かれた板絵掲額で装飾されている。絵師は、明治の事業家、井上如常の父「青岳」が描いたと云われている。


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「百観音尊容の梵鐘」

この梵鐘(ぼんしょう)には西国、坂東、秩父百観音のご本尊が浮き彫りにされ、それぞれの札所の御詠歌が刻まれている。精巧な作品で貴重な工芸品として県の有形文化財にも指定されている。


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「地蔵尊」

弁財天と地蔵尊が祀られている。弁財天は、開運、長寿、招福のご利益。地蔵尊は子育てのご利益があるとして、観音様参拝の帰りにお詣りする人が多い。


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「実正山・定林寺の御朱印」


「実正山(じつしょうさん)・定林寺(じょうりんじ)」

この札所は四間四面の簡素で均斉のとれた観音堂である。内陣周囲を古式の阿弥陀堂のように念仏回廊が回っている。本尊は「十一面観世音菩薩」で、寄木造りで玉眼入り、腰を少しひねっている姿に特徴がある。昔、東国の方にわがままな殿様が住んでいた。ある日、家来の林太郎定元が苦言を述べたことに腹を立て、殿様は定元を追放してしまった。その後、定元とその妻はあいついで病死し、取り残された子供はお寺に引き取られた。ある時、殿様が定元の子供に会い、深く反省し、その子供に「林源太郎良元」と名づけ、領地を授け「堂宇」を建てて「定林寺」とした。


秩父札所 第17番【実正山・定林寺】 | フォトさいたま


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撮影日:

住所:埼玉県秩父市桜木町21-3