西国札所 第6番

壷阪山・南法華寺

(大和國・奈良県高市郡高取町)

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西国札所 第6番【壺阪山・南法華寺(壷阪寺)】 | フォトさいたま

「お里・沢市の像」

南法華寺(壷阪寺)は、お里・沢市の夫婦愛をうたった「人形浄瑠璃」「壷阪霊験記」の舞台として有名である。座頭(盲目)の沢市は、妻のお里が明け方になると出かけて行くのに気づいた。男が出来たのではないかと疑い、妻のお里を問い詰めると、お里は、沢市の目の病が治るようにと壷坂寺の観音様に願掛けに行っていたと打ち明けられた。恥じた沢市は、谷に身を投げるが、夫のあとを追ってお里も身を投げてしまう。二人の夫婦愛に観音の霊験により奇跡が起こり、二人は救出され、沢市の目も見えるようになった。


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「仁王門」

建暦2年(1212年)鎌倉時代の僧「貞慶解脱(じょうけいげだつ)上人」によって建立されたと云われている。平成10年の台風により屋根が半壊してしまった。建立場所を現在の場所に移し、再度解体修理を行った。


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「観音堂(外陣)」

大和三山奈良盆地を一望に収める壷阪の山に建つ「南法華寺(壷阪寺)」は、大宝3年(703年)奈良時代の僧「弁基(べんき)上人」により開かれたと云われている。


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「本尊・十一面千手観世音菩薩像」

本尊・十一面千手観世音菩薩は、古くから目の観音様として信仰を集めている。座頭(盲目)の沢市と、その妻お里の夫婦愛霊験記で一層広まった。


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「涅槃仏(ねはんぶつ)」

本堂内陣に安置されている「涅槃仏」である。涅槃仏とは、「釈迦が入滅」する様子を仏像としてあらわしたものである。一般に仏の死亡を入滅と言う。


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「八角円堂(裏堂)」

本尊・十一面千手観世音菩薩を祀る八角円堂。眼病封じの寺、目の観音様として広く信仰されている。


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「礼堂」

この堂は、本尊を礼拝するために建てられたものである。寺の開山当初に建てられたが、幾たびの火災に遭い、その都度再建された。国の重要文化財に指定されている。


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「三重塔」

古色を帯びた三重塔は、奈良時代に建立されたと云われているが2度の火災で焼失。現在の塔は、明応6年(1497年)に再建された。純和様の落ち着いた美しい塔である。


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「灌頂堂(かんじょうどう)」

壷阪寺は、壷阪流と称される真言宗の一流派の道場であった。その教えを伝えるために灌頂堂は平安時代に建立されたと云われている。灌頂堂の右奥には、大日如来が祀られている「多宝塔」が見える。


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「慈眼堂」

お里・沢市夫婦の投身の谷の横に、江戸時代に建立された「阿弥陀堂」があった。堂の痛みが激しく、当地に新しく、阿弥陀仏を奉り「慈眼堂」として建立された。


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「天竺(インド)渡来佛伝図レリーフ」

このレリーフ(浮き彫り)は、南インドにおいて、延べ5万7千人の石彫り師の手によって、インドの石に彫刻されたものである。


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「天竺(インド)渡来の大涅槃像と大観音像」

大涅槃(ねはん)像は、全長8メートル、平成11年(1999年)に安置された。大観音像は、全長20メートル、昭和53年(1978年)に開眼。66個に分割して彫刻し、日本(壷阪寺)に運ばれた。


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「壺阪山・南法華寺(壷阪寺)の御朱印」


「壺阪山・南法華寺(壷阪寺)」

西国札所第6番の「南法華寺(みなみほっけじ)」は、大和國(やまとのくに)奈良県高市郡高取町にある、真言宗系の単立寺院である。山号は「壷阪山(つぼさかさん)」。本尊は「十一面千手千眼観世音菩薩」である。通称「壷阪寺(つぼさかでら)」とも称される。この寺は、大宝3年(703年)に奈良市にある元興寺(がんこうじ)「弁基上人(べんき)」により開かれたとされている。弁基上人が山奥で修行中、水晶の壷の中に観音菩薩を感じとり、壷を坂の上に安置し、観音像刻んで祀ったのが始まりとされている。本尊の十一面千手千眼観世音菩薩は眼病封じの観音さまとして信仰されている。お里・沢市の夫婦愛をうたった「人形浄瑠璃」「壷阪霊験記」の舞台としても有名である。


撮影場所:壷阪山・南法華寺

住所:奈良県高市郡高取町壷阪3