西国札所 第27番

書寫山・圓教寺

(播磨國・兵庫県姫路市)

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西国札所 第27番【書寫山・圓教寺】 | フォトさいたま

「書写山ロープウェイ」

圓教寺は、書写山(371m)の山上にある。昔は、札所の中でも難所とされた。険しい山道の参道を人は皆祈りながら、一心に上り下りした。今は、ロープウェイが開通し、山上駅まで、播磨平野、播磨灘を見渡しながら約4分で到着する。


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「六臂(ろっぴ)如意輪観世音菩薩像」

ロープウェイの山上駅より、圓教寺の正面、仁王門まで15分ほど歩く。急勾配もある参道途中には、西国第27番、圓教寺の本尊のレプリカ像が安置されている。


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「仁王門」

江戸時代初期の建物である。三間一戸の八脚門で、両側に仁王像を安置し、中央が通路となっている。日本の伝統的な門の形である。


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「魔尼殿(まにでん=観音堂)」

魔尼殿は、崖の上に張り出した巨大な「懸造(かけづくり=舞台造り)」である。天禄元年(970年)に創建された。現在の建物は、昭和8年(1933年)に再建されたものである。


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「魔尼殿・回廊」

西国三十三ヶ所の中で、最大規模の寺院である。西国霊場の最西端に位置していて「西の比叡山」とも呼ばれた。


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「魔尼殿・外陣」

天禄元年(970年)「性空上人(しょうくうじょうにん=平安時代の僧)」は、崖の上に生える桜の霊木に如意輪観音を刻み、それを本尊として祀った。本尊の六臂如意輪観世音菩薩は、秘仏のため、毎年1月18日に開帳される。


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「三之堂(みつのどう)」

広場右側が「大講堂」。圓教寺の本堂に当たる堂である。寛和2年(986年)に花山法皇の勅願により創建された。このときに、圓教寺の寺号を花山法皇から賜ったと云われている。広場中央が「食堂(じきどう)」。承安4年(1174年)創建、修行僧の寝食のための建物である。


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「三之堂(みつのどう)」

広場左側が「常行堂」。創建の年代は不詳である。常行三昧(ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行)をするための道場である。広場中央が「食堂(じきどう)」。承安4年(1174年)創建、修行僧の寝食のための建物である。


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「鐘楼」

袴腰付きの正規の鐘楼である。鐘楼は元弘2年(1332年)に再建。梵鐘は元亨4年(1324年)に再鋳とされている。鎌倉時代後期の様式を残す鐘楼として、極めて貴重である。


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「書寫山・圓教寺の御朱印」


「書寫山・圓教寺」

西国札所第27番の「圓教寺(えんきょうじ)」は、(播磨國はりまのくに)兵庫県姫路市書写にある、天台宗の寺院である。山号は「書寫山(しょしゃざん)」、本尊は「六臂(ろっぴ)如意輪観世音菩薩」である。この寺は、姫路市街から北へ6キロメートルほどの、書写山(標高371m)の山上にある。昔は札所の中でも難所とされ、険しい参道を人は皆祈りながら一心に上り下りした。現在は、ロープウェイが4分で麓と山頂をつないでいる。ロープウェイ駅を降りると、すぐに寺境内となる。貴族出身の「性空上人(しょうくう=平安時代の僧)」は、霧島山、背振山など、九州方面で修行を積んだ後、康保3年(966年)霊地を求めてこの地に来たところ、不思議な紫の雲に導かれ、書写山に入った。入山して4年目の天禄元年(970年)崖の上に生えるサクラの木に如意輪観音の像を刻み、その崖に三間四方の小さな堂を建て祀った。これが現在の「魔尼殿(まにでん=観音堂)」の始まりと云われている。性空上人の人徳は、広く都にまで知れ渡った。これを知った花山法皇(かざんほうおう=天皇)は、二度もここを訪れ、「圓教寺」の寺号を与えたと云われている。


撮影場所:書寫山・圓教寺

住所:兵庫県姫路市書写2968