西国札所 第26番

法華山・一乗寺

(播磨國・兵庫県加西市)

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西国札所 第26番【法華山・一乗寺】 | フォトさいたま

「162段の石段」

一乗寺の境内は、自然林に囲まれた山深い場所にある。162段の石段が、本堂まで一直線に3つに分かれている。まるで空に向かうような石段である。


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「三重塔」

長い石段の途中に立つ国宝の三重塔。承安元年(1171年)に建立されたものである。上層部ほど、屋根や軒出が小さくなっているので、安定感があり調和美が味わえる。


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「本堂(金堂・観音堂)へと続く階段」

本堂は、崖上に建っている。本堂の正面(南面)は崖になっているので、本堂を参拝するには裏側(北面)から上がる。本堂正面からは上がれない。


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「本堂(金堂・観音堂)回廊」

初代の本堂は、白雉(はくち)元年(650年)孝徳天皇によって創建された。現在の本堂は、寛永5年(1628年)姫路藩主・本多忠政によって再建された。


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「本堂(金堂・観音堂)外陣」

堂内には、法道仙人が天竺(てんじく=インド)から持参したとされる「聖観世音菩薩」が祀られていると云われている。秘仏のため非公開となっている。


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「賓頭盧尊(びんずるそん)」

本堂外陣に安置されている「賓頭盧尊」。通称「おびんずる様」と呼ばれている。「なで仏」とも言われ、自分の病んでいる部位をなでると除病の功徳があると云われている。どれほどの人が身をなでて祈ったことであろうか。


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「鐘楼」

寛永5年(1628年)本堂と同じく、姫路藩主・本多忠政によって再建されたものである。下層が高く、上層が小さく姿よく造られている。


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「境内の地蔵尊」

境内のいたる所に石仏が数多く祀られている。子供の姿をした地蔵菩薩が多い。姿から見て、子供を亡くした親の水子供養の地蔵尊と思われる。


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「常行(じょうぎょう)堂(阿弥陀堂)」

聖武天皇の勅願により、建立したと伝えられている。天文22年(1553年)に再建、その後も何度か再建された。現在の建物は明治時代初期のものと思われる。寺の仮堂などに利用されている。


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「開山堂」

開山堂は、奥の院にあある。寛文7年(1667年)の建立である。一乗寺を開山した「法道仙人」を祀っている。平成10年(1998年)に解体修理が行われた。


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「法華山・一乗寺の御朱印」


「法華山・一乗寺」

西国札所第26番の「一乗寺(いちじょうじ)」は、播磨國(はりまのくに)兵庫県加西市坂本町にある、天台宗の寺院である。山号は「法華山(ほっけさん)」、本尊は「聖観世音菩薩」である。この寺の開基は、花山院菩提寺、播州清水寺と同じ「法道仙人(ほうどう=インドの仙人)」である。法道仙人は、インドから「紫の雲に乗って日本に飛来した」とされる伝説的な人物である。飛来してたとき、播州加茂郡(現・兵庫県加西市)に蓮の形ををした霊山を見つけ、そこへ降り立ち、法華経の霊山という意味で「法華山」と命名した。法道仙人の開基伝承を持つ寺院は、兵庫県東部地域に集中しており、伝説云々の真偽は別としても、地域の信仰の中心となった人物が実在した可能性は否定できない。大化5年(649年)病にかかった、時の「孝徳天皇」は、法道仙人を宮中に呼んだ。「加持祈祷(かじきとう=病気を治す・まじない)」で病を見事に治した法道仙人を慕い、孝徳天皇は、法華山に金堂「一乗寺」を建立した。本堂には、本尊、銅造聖観世音菩薩立像が安置されている。この観音像は、法道仙人がインドから持参した像では、との伝説がある。


撮影場所:法華山・一乗寺

住所:兵庫県加西市坂本町821-17