西国札所 第14番

長等山・園城寺(三井寺)

(近江國・滋賀県大津市)

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西国札所 第14番【長等山・園城寺(三井寺)】 | フォトさいたま

「園城寺(三井寺)の御朱印」

掛け軸に記載する「御朱印」。天台寺門宗(てんだいじもんしゅう)総本山の「園城寺(おんじょうじ)」は、琵琶湖のほとり、長等山の麓に広大な敷地を有する大寺院である。別名「三井寺」とも称されている。


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「観音堂」

西国14番札所は、長等山の頂上付近にあた。参道が険しいゆえ、女人禁制だった。人々の参詣しやすいようにと、現在の地に移ったが、火災に遭い焼失してしまった。現在の堂は、元禄2年(1689年)に再建されたものである。


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「観音堂・外陣」

堂内に安置されている本尊「如意輪観世音菩薩像」は、「智証大師(ちしょうだいし=奈良時代の僧)」が、自ら刻んだものとされている秘仏である。


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「百体堂」

堂内には、西国札所の三十三観音像と坂東札所三十三観音像、そして秩父札所三十四の観音像を安置している。合わせて百体の観音像(日本百観音)を安置していることから、百体堂と呼ばれている。


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「観音堂と境内」

境内の展望台から見晴らすと、観音堂(左)と境内、大津市街、琵琶湖を展望することができる。


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「仁王門(大門)」

入母屋造りの楼門である。もとは、近江の常楽寺(滋賀県湖南市)のあった門を慶長6年(1601年)に、この場所に移したものである。


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「金堂(本堂)」

現在の「金堂」は、桃山時代(慶長4年・1599年)に豊臣秀吉の夫人によて建立されたと云われている。平成20年(2008年)に改修工事(完了)が行われた。


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「鐘楼」

近江八景のひとつ「三井の晩鐘」で有名な梵鐘を吊している。「残したい日本の音風景100選」にも選ばれている。


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「弁慶の引摺り鐘」

この梵鐘は、奈良時代に鋳造されたものである。山門との争い(園城寺と比叡山延暦寺との争い)で、弁慶が奪って比叡山へ引き摺り上げて撞いて見ると鐘の音がしなかった。怒った弁慶が鐘を谷間に投げ捨てたといわれている。鐘にはその時のものと思われる傷痕が残っている。


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「三重塔」

室町時代の建築物と思われる。慶長2年(1597年)、豊臣秀吉によって伏見城に移築したものを、のちに徳川家康が園城寺(三井寺)に寄進したものである。


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「長等山・園城寺(三井寺)の御朱印」


「長等山・園城寺(三井寺)」

西国札所第14番の「園城寺(おんじょうじ)」は、近江國(おうみのくに)滋賀県大津市園城寺町にある、天台寺門宗(総本山)の寺院である。山号は「長等山(ながらさん)」。本尊は「如意輪観世音菩薩」である。通称「三井寺(みいでら)」とも称される。この寺は、壬申の乱(じんしんのらん)に敗れた大友皇子の子「与多王(よたのおおきみ=飛鳥時代の皇族)」が、朱鳥元年(686年)父の霊を弔うため寺を創建し、天武天皇が「園城寺」の寺号を贈ったのが始まりと云われている。西国14番札所の観音堂は境内の南東、琵琶湖を望む高台に建立されている。本尊の如意輪観音像は、「智証大師(ちしょう=平安時代の僧)」の前に出現した如意輪観音を智証大師が自ら「香木(こうぼく=心地よい香りのする木材)」に刻んで、長等山の山頂付近に堂を建立して祀った。しかし参道が険しいうえ、女人禁制だったので、文明9年(1477年)に、現在地に移したと伝承されている。


撮影場所:長等山・園城寺(三井寺)

住所:滋賀県大津市園城寺町246