西国札所 第31番

姨綺耶山・長命寺

(近江國・滋賀県近江八幡市)

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西国札所 第31番【姨綺耶山・長命寺】 | フォトさいたま

「亀の背に乗る長命寺・石碑」

「健康長寿の観音さん」と親しまれている本尊を祀る「長命寺」は、琵琶湖東岸の長命山(標高333メートル)の中腹に立っている。


西国札所 第31番【姨綺耶山・長命寺】 | フォトさいたま

「山門」

琵琶湖畔から続く「808段(参道)」の長い階段を上って山門をくぐると、ようやく本堂にたどり着く。長命寺の山門は、極めて簡素な作りである。


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「本堂(観音堂)」

室町時代・大永4年(1524年)の建立とされている。4世紀初頭の時代に「武内宿禰(たけのうちのすくね=伝承上の人物)」が、当山の柳の巨木に「寿命長遠諸願成就」と刻んで祈願したところ、300歳以上も長生きしたと云われている。


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「本堂・向拝」

推古天皇27年(619年)聖徳太子が来山し、「武内宿禰(たけのうちのすくね=伝承上の人物)」が長寿祈願した柳の巨木で、「千手観音」「十一面観音」「聖観音」の三尊一体の像を刻んで安置した。そして長寿霊験にあやかり、「長命寺」と名付けた。


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「三重塔」

この塔は、慶長2年(1597年)に再建されたものとされている。全体に余裕のある形態を持ち、桃山時代の様式で建てられたものである。


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「三仏堂」

この堂は、永禄年間(16世紀半ば)頃の建立とされている。江戸時代の寛政5年(1793年)に改築されている。堂内には、「釈迦」「阿弥陀」「薬師」の三尊を祀っている。


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「如法行堂と鐘楼」

如法行堂(左)には、勝運将軍地蔵尊、智恵文殊菩薩、福徳庚申尊を安置している。袴腰付き鐘楼(右)は、慶長13年(1608年)に再建され、昭和49年(1974年)に部分修理が行われた。梵鐘は、鎌倉時代の古鐘である。


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「修多羅岩」

「修多羅(すたら)」とは、子孫繁栄などを示す仏教語である。この「修多羅岩」は、長寿祈願して300年以上も長生きした、「武内宿禰(たけのうちのすくね=伝承上の人物)」の御神体として信仰されている。


西国札所 第31番【姨綺耶山・長命寺】 | フォトさいたま

「境内からの展望」

境内の西端にある「太郎坊大権現社」の前からは、琵琶湖と対岸の比叡山が一望出来る。


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「姨綺耶山・長命寺の御朱印」


「姨綺耶山・長命寺」

西国札所第31番の「長命寺(ちょうめいじ)」は、近江國(おうみのくに)滋賀県近江八幡市長命寺町にある、単立(天台宗系)の寺院である。山号は「姨綺耶山(いきやさん)」、本尊は「千手十一面観世音菩薩」である。この寺は、琵琶湖畔にそびえる「長命寺山(標高333m)」の山腹に位置し、麓から本堂に至る808段の長い石段で知られている。4世紀初頭の「景行(けいこう)天皇」の時代に、「武内宿禰(たけのうちのすくね)」が、山に入り、柳の巨木に「寿命長遠諸願成就」と刻んで長寿を祈願したところ、宿禰は300歳の長命を保ったと伝えられている。推古天皇27年(619年)、聖徳太子が諸国訪問の折に来山し、宿禰が長寿祈願した柳の巨木で、千手観音、十一面観音、聖観音の「三尊一体の像」を刻み、堂を建立して安置した。宿禰の長寿霊験にあやかり、「長命寺」と名付けたと伝えられている。戦国時代に、寺は焼失してしまった。大永4年(1597年)に本堂が再建された。本堂内陣の厨子には、中央に千手観音像、向かって左に聖観音像、右に十一面観音像が安置されている。


撮影場所:姨綺耶山・長命寺

住所:滋賀県近江八幡市長命寺町157